記事: バッグの容量を計算する方法|サイズから何Lかを出すコツと注意点
バッグの容量を計算する方法|サイズから何Lかを出すコツと注意点
このバッグって何リットルなんだろう、は計算できる
バッグを選ぶとき、「これって何リットルなんだろう」と、ふと思ったことはありませんか。実は、幅・高さ・マチのサイズさえわかれば、おおよその容量は自分で計算できるんです。
ただし、計算値と実際に入る量にはズレが生じてしまうこともあります。数字だけを頼りにすると、思ったより入らなかった……ということになりかねません。
そこでこの記事では、容量の計算方法をはじめ、ズレが出る原因、容量別の用途目安まで、ひとつずつ順番にご紹介していきます。
バッグ容量の基本と単位
リットルとcm³
バッグの容量は、リットル(L)で表されることがほとんどです。リットルとcm³の基本となる関係は、1L = 1,000cm³です。身近な例でいえば、1Lの牛乳パックは10cm × 10cm × 10cm = 1,000cm³にあたります。
バッグの各辺の寸法をcm同士で掛け合わせると、体積をcm³で求められます。その値を1,000で割ると、リットルに簡単に変換できます。この「÷1,000」を覚えておいてください。
サイズ表記の読み方
バッグのサイズ表記は、「W(幅)× H(高さ)× D(奥行/マチ幅)」という3つの項目で構成されています。それぞれの記号が何を指しているかを知っておくと、数値も読み取りやすくなります。
一般的に、バッグ類・財布・革小物は、W(幅)× H(高さ)× D(奥行)の順で本体サイズを表示します。マチ幅が1cm未満のナップザックや財布などは「W × H」の2項目だけの表記です。一方、スーツケースやキャリーバッグでは「H(高さ)× W(幅)× D(奥行)」の順で外寸を表記するブランドもあります。
計算を行うときは、各数値がW(幅)× H(高さ)× D(奥行)のどの項目に対応しているかを確認しましょう。掛け算の結果は順番に関わらず同じですが、次に触れる「外寸か本体寸法か」を判断するうえで、項目の意味を正確に読み取ることが大切です。
外寸と本体寸法
サイズ表記には「外寸」と「本体寸法」の2種類があって、指し示す範囲がちょっと異なります。外寸はキャスターやハンドルなどの突起部分を含めた、いちばん外側の寸法。「本体」か「外寸」か明記されていない場合は、外寸表記となるブランドもあります。
一方、一般バッグの本体サイズには、外ポケット・ハンドル・ショルダーベルトなどは含まれません。
容量計算では、荷物が実際に入る内側の空間に近い数値を使う必要があります。外寸をそのまま当てはめてしまうと、実際より大きな値が出てしまうので注意が必要です。表記がどちらにあたるかを事前に確認することが、正確な計算への第一歩になります。
容量を計算する方法
基本の計算式と手順
計算を始める前に、バッグの商品ページやタグから、幅・高さ・マチの3つの数値を確認します。その3つを掛け合わせて、最後に1,000で割るだけ。たとえば縦40cm × 横30cm × マチ12.5cmのリュックなら、40 × 30 × 12.5 = 15,000cm³です。15,000 ÷ 1,000 = 15L。意外とシンプルですよね。
この式は、直方体に近い形状のバッグを想定したものです。形状が直方体から離れるほど誤差は少しずつ大きくなりますが、おおまかな目安としてはしっかり使えます。容量表記のない製品を比べたいときに、頼もしく役立ってくれる計算方法です。
計算の具体例
縦20cm × 横15cm × 奥行10cmの小さなリュックを例に取ってみましょう。20 × 15 × 10 = 3,000cm³、3,000 ÷ 1,000 = 3Lです。
もう少し大きなトートバッグの例も見てみましょう。横幅48cm × 高さ34cm × マチ幅16cmの製品では、48 × 34 × 16 = 26,112cm³、26,112 ÷ 1,000 = 約26Lとなります。ただし、寸法が外寸の場合は実際の容量がやや少なくなるので、ちょっと注意が必要です。
外寸か本体寸法かによって、計算結果の信頼度は変わってきます。計算後は「やや少なめに見積もる」という感覚を持っておくと、実際の使い勝手とのギャップを減らせます。
計算値と実用量のズレ
ズレが生じる主な原因
計算式で出した容量と、実際にバッグへ入る荷物の量には、ズレが生じてしまうことがあります。原因は大きく「形状」と「測り方」の2つに整理できます。
形状によるズレとは、同じ20Lでもバッグの形によって体感の入れやすさが変わってくることです。開口部と底部の大きさが近いバッグのほうが、空間を有効に使いやすい傾向があります。
測り方によるズレは、ブランドごとに測定の方法が異なることで生まれます。同じサイズ表記でも形状によって実際に入れられる量に差が出るので、容量はあくまで目安として確認するのがおすすめです。計算値だけで判断せずに、形状や素材のやわらかさも合わせて考えてあげると、より実態に近い見積もりができますよ。
また、ポケット付き製品はポケットの中も容量に含めるが、修理対応用のメンテナンスファスナー内は通常使用時に開けないものとして対象外にする、というルールを設けているブランドもあります。メーカーごとに測定のルールが異なるので、異なるブランドの容量表記を単純に比較するのはちょっと難しいかもしれません。この点は、頭の片隅に置いておくと役立ちます。
容量別の用途目安
10L以下の使い方
10L以下は、財布・スマホ・ハンカチ・500mlの水筒など気軽なお出かけに必要な荷物が収まる小さめサイズです。買い物や旅行のサブバッグとしても活躍します。
10L〜20Lの使い方
10L〜20Lになると、 通勤・通学で使いやすい、ちょうどよいサイズ感に。ノートPCやA4サイズの書類を収納できるものが多く、ビジネスとプライベートの両方でしっかり活躍してくれます。
お弁当箱・折りたたみ傘・薄手の上着もすっきり収まって、普段使いのバッグとして選ぶ方が多い容量帯です。日帰りのお出かけはもちろん、観光地で買ったお土産が少し増えても安心。
20L〜30Lの使い方
20L〜30Lは、アウトドア、スポーツ、1泊旅行に向いているサイズ感です。
荷物が多めの方にもフィットする容量で、仕事帰りにジムへ寄るときに、ウェアやシューズを一緒に持ち歩く「+α」の場面にも対応してくれます。25L前後を目安にすると、荷物量とのバランスもちょうど取りやすくなります。
ただ、本体が大きくなる分、自分の体格や移動手段とちゃんと合っているかどうかも確認しておくと安心です。計算式で出した容量を参考にしながら、実際に背負ったり持ったりしたときのフィット感も合わせて確かめると、サイズ選びがしやすくなりますよ。
計算時の注意点と失敗例
外寸で計算してしまうケース
よくある失敗のひとつが、キャリーケースなどの外寸の数値をそのまま計算式に使ってしまうことです。外寸にはキャスターやハンドルなどの突起部分が含まれているので、実際に荷物が入るスペースよりも大きな数値が出てきてしまいます。
外寸で計算した容量と、本体寸法で計算した容量では、数リットルの差が生じてしまうことも。
商品ページに「外寸」「本体サイズ」の記載があるかどうかを最初に確認して、本体寸法を使うようにすると、より正確な計算につながります。記載が見当たらない場合は、計算結果より実容量がやや少なくなる可能性を、頭の片隅に置いておくと安心です。
形状やポケットの見落とし
上でも述べましたが、バッグの形が直方体から離れるほど、計算式の精度は下がっていきます。同じ20Lのバッグでも形状によって入れられる体感量は異なって、開口部と底部の大きさが同程度のアイテムを選ぶと、空間をうまく使いやすくなります。
また、メーカーによってはポケットの中も容量に含めて測定しています。外ポケットが多いバッグでは、メイン収納だけの寸法で計算すると、メーカー公表値より小さな数字が出てきてしまうことがあります。ポケットの有無や数も合わせて確認しておくと、計算値と実感のギャップを抑えやすくなります。
ブランド間の表記差への対処
ブランドが異なると、寸法の端数処理にもちょっとした違いがあります。スーツケースやキャリーバッグは1cm未満の端数を切り上げて、一般バッグは1cm未満の端数を切り捨てて表記するケースも。
また、実容量(荷物が入るスペース)と占有量(バッグが空間に占める大きさ)を併記するブランドもあり、占有量は外寸の積から算出されます。異なるブランドの容量を比較するときは、それぞれの数値が何を指しているかを揃えてから比べると、誤った比較を防ぎやすくなります。
容量計算で選ぶRootのバッグ
ここからは、各バッグの寸法から「幅 × 高さ × マチ ÷ 1,000」で容量を算出して、それぞれの特徴とあわせてご紹介します。サイズ選びの目安としてお役立てください。
ボックスリュック type2
ボックスリュック type2は、幅30cm × 高さ42cm × マチ15cmで約19Lです。四角いボックス型のおかげで内部にムダなスペースが生まれにくく、計算値と実際の使用感が近い形状になっています。
A4サイズの書類やノートPCも、きれいに収まる収納力が特徴。通勤から日帰りのお出かけまで幅広く使えるリュックをお探しの方にぴったりなバッグです。
和ックパックhabit type3
和ックパックhabit type3は、幅31cm × 高さ42cm × マチ13cmで約17Lです。このくらいのサイズ感は、荷物を厳選して持ち歩きたい日常使いにぴったり。
マチが13cmあるので、お弁当箱や水筒を入れても余裕があります。通勤でノートPCを持ち運びたいけど、スマートさも欲しいという方におすすめです。
Arkトート
Arkトートは、上辺幅52cm(下辺幅31cm) × 高さ30cm × マチ20cmで、下辺の31cmを基準に少し小さめに見積もると約18Lです。
がばっと開く大容量の本革トートなので出し入れもしやすく、A4ファイルや着替えなども余裕をもって収納できます。荷物が多い方の通勤や、1泊の出張・旅行におすすめです。
セイライトトートL「KONBU®」
セイライトトートLは、上辺幅53cm(下辺幅40cm) × 高さ36.5cm × マチ17cmで、下辺幅を基準に計算すると約24Lです。横幅が広いトート型のおかげで、A4ファイルや薄型のノートPCを横向きに入れやすいのがうれしい特徴。
通勤バッグとしてもお出かけ用としても使いやすい、ちょうどよいボリュームです。開口部が広くて荷物の出し入れもスムーズなので、荷物を頻繁に取り出す場面が多い時に便利です。
和ックパックpetit type2
和ックパック petit type2は、幅25cm×高さ32cm×マチ10cmで、容量は約8L。10L以下のコンパクトなサイズ感で、サブバッグとしてはもちろん、身軽に動きたい日帰りのお出かけにもぴったりです。
小ぶりな見た目ながら、A4サイズの書類がすっきり収まる実用性も魅力。財布やスマートフォン、ハンカチなどの必需品をまとめて持ち歩くのはもちろん、書類の持ち運びにも便利です。
コンパクトさと収納力を兼ね備えた、毎日のお出かけに頼れるリュックです。
バッグの容量をイメージするには
バッグの容量計算は、「幅 × 高さ × マチ ÷ 1,000」というシンプルな式で求められます。ただし、外寸と本体寸法の違い、バッグの形状による空間の差、ブランドごとの測定方法のばらつきといった理由から、計算値と実容量には小さなズレが生じてしまうことがあります。
計算で出した数字はあくまで目安ですので、形状やポケットの構造もぜひ一緒に確認してください。
気になるバッグがあれば、まずは寸法を計算式に当てはめてリットル数を出してみましょう。そのちょっとしたひと手間が、バッグ選びを後押ししてくれるはずです。









