Rootの素材シリーズ<1> 軽い・丈夫・ナチュラルテイストなナイロン「KONBU®-N」

Rootのバッグに多く使われている生地「KONBU®-N(コンブナイロン)」。
KONBU®-Nを使ったシリーズは、「とにかく軽いものが欲しい」そして「シンプルなデザインのものを長く使い続けたい」という人に特に選ばれています。

さまざまな生地の中からこのKONBU®-Nを選んだ、Rootの開発担当者のコメントを交えて、KONBU®-Nの魅力をご紹介します。

KONBU®-Nの特徴

和ックパックkonbu

“コットンのようにマットな風合いとドライな手触りで、コットンよりも硬質。
薄いのに形崩れしにくく、長く使ってもへたったり表面が毛羽立ったりせず、発色が良く色褪せもほとんどしないので、“くたびれ感”が出ない。

張り合わせ部分は更にピンと張りが出て、布とは思えないシャープな仕上がり。
撥水加工されているので、雨の日でも安心して使える。“

こんな特徴を持つナイロン100%の生地が「KONBU®-N(コンブナイロン)」です。

KONBU®-Nの一番の魅力は“軽さ”

究極に軽いコンブナイロンバッグ

財布・クレジットカード・磁気式カード・スマートフォンなど、人が持ち歩く小物は意外と多く、仕事でノートパソコンを使う人は周辺機器を一通り携帯していることもあるでしょう。

それらを運ぶバッグに機能性と耐久性を求めると、堅牢なパーツやクッション、ポケットなどが増えて重くなってしまいます。

このような、「丈夫で使いやすいけど重い」を解決するために考えられたのがKONBU®-Nのシリーズでした。

KONBU®-Nの機能性は、MADE IN JAPAN日本の繊維メーカーの技術の結晶

コンブナイロン生地のカラー

「”とにかく軽いバッグを作りたい”という想いから、まず素材自体の軽さを追求して生地を選定し、たどり着いたのがKONBU®-Nでした。」(開発担当者)

鞄や財布、靴などのブランド名や生産国は知っていても、そこに使われている布地やパーツなどの素材をチェックする人は多くはないかもしれません。

日本の高機能繊維はとても優秀。衣料品や鞄などの他にも生活用品や医療、工業の現場など、世界中で利用されています。
高機能繊維のメーカーは、素材メーカーと呼ぶ方が正しいかもしれません。

KONBU®-Nはそんな日本の繊維メーカーが開発した、スポーツシューズやアウトドア用のリュックにも使われている高機能繊維。
海外の展示会などでも高い評価を受けた、軽さも強さもお墨付きの「MADE IN JAPAN」の生地なのです。

目が詰まっているのに軽い!

コンブナイロンの自立するトート

薄くて軽いのに自立する、ハリのある生地

KONBU®-Nはただ軽いだけではありません。

「軽さだけを重視するとどうしてもデニール(※1)は小さくなり、薄く頼りない生地が多くなります。しかし、KONBU®-Nは特殊加工によって生地そのものにハリがあるため自立し、型崩れしにくいバッグを作りあげることができます。」(開発担当者)

薄く軽くても、頼りないバッグにはしたくない。
でも、接着芯を入れたり厚みを持たせたりして重くはしたくない。

自立するほどハリのあるKONBU®-Nには、そういった心配は要りませんでした。

ナイロン製のリュックやビッグサイズのトートバッグは、自立するほどの硬さだと、生地がゴワついて手触りはあまりよくない印象がありますが、KONBU®-Nシリーズのリュックやトートバッグは、薄く目が細かくてさらりとした手触り。使い込んでも、いつまでも自立できます。

(※1 デニール:繊維や糸の太さを表わす繊度の単位。9,000mで重量が1g のものを1デニールといい、数字が大きいほど糸は太くなります。)

コットンライクでも、KONBU®-Nなら重さはコットンの半分以下

重くなる加工を省くことができるKONBU®-Nのシリーズは、とにかく軽くてシンプル。そして品の良さが自慢です。

人気のビッグサイズのトートバッグは、エコバッグやママバッグなどのカジュアルはもちろん、シックなデザインならビジネスシーンで使う人も増えています。
Rootで一番大きなサイズのトートバッグ「カーペンタートートKONBU®-N」は285g。同じサイズのトートバッグの半分くらいか2/3くらいの重さです。荷物が重くなりがちなトートバッグを「軽さ」で選ぶなら、まず候補に入れておいて間違いないでしょう。

RootTotebag(コンブナイロントートバッグ)
カーペンタートートkonbu

同様にKONBU®-Nを使用したサコッシュ「mile(マイル)」は87g。
サコッシュとしては目立った軽さではありませんが、ファスナー付きのポケットが2箇所、ボタンとハトメのパーツが付いたパリッとした生地などの仕様から考えると相当な軽さです。

Sacoche(コンブナイロンサコッシュ)
マイルmile

KONBU®-Nのシリーズを店頭で初めて手にしたお客様のほとんどが「軽い!」と驚かれます。そのため、「KONBU®-N」と言えば「軽量」と覚えていただいている方が多いようです。

でも、KONBU®-Nの魅力は軽いだけではありません。

ナイロンならではの高い撥水性と耐久性。そしてドライな手触り

コンブナイロンの撥水加工

「KONBU®︎-Nは耐久性が高い素材で摩擦にも強く、長く使っても全く色あせしません。そのためカバンの表情がずっと変わりません。
しかし、特殊な加工によって乾燥時期には生地が微妙にパリッとしてきます。
使っていて飽きのこない、面白い素材です。」(開発担当者)

キャンバス生地は、使っているうちに出る生地のクセのような凹凸に沿って、色が薄くなったり毛羽立ったりします。しかし、KONBU®-Nはよほど摩擦の強い使い方をしないとそういった変化はなく、長く使っていても柔らかなシワが多少入るくらいです。

ナイロンの特性と加工によって、独特のドライな手触りと天然素材のような質感をいつまでも味わうことができる。そんな不思議な特徴もKONBU®-Nの魅力です。

天然染料の醸し出す発色の良さと、微妙な色合い

そして、機能とはまた別のKONBU®-Nの特徴が、“エコロジカルな視点”があること。

「Rootのアイテムはコットンや本革などの“天然素材”の活用もコンセプトですので、KONBU®-Nもそういった点も重視して選定しています。

廃棄されるオニオンの皮などの天然素材を利用した染料を使用した「エコ素材」であること、そしてRootらしいナチュラルテイストの素材感も採用のポイントになりました。」(開発担当者)

このエコロジカルな染色方法にも秘密があります。

ナイロンの生地はもともと均一に染めるのが難しく、染めむらが出やすいと言われています。Rootのバッグに使われているような微妙な色合いでナイロンを均一に染めることができるのは、生地工場の染色技術が高い証拠。

パッと見て「色が綺麗」なことは、生地とその生地を使ったバッグ全体の機能性を表現することもあります。

生地色の美しさも、大事なバッグの性能の一つというわけです。

コンブシリーズのバッグ

KONBU®-Nのシリーズを手掛ける職人の熟練した技術も魅力の一つ

Rootのシリーズをお使いいただいている方ならもう目にしていると思いますが、このKONBU®-Nを使用したシリーズには、縫い目が全くないものがあります。

熱収縮を計算した熱圧着加工の生地合わせは“数ミリ単位”

コンブの圧着加工部分の薄さ

サコッシェ マイルmile
RootBeat

この2つは、熱と圧を加えて接着する“熱圧着”と呼ばれる特殊な工法で作られています。

この接着方法は熱で生地が縮むため、職人は貼り合わせ部分がズレないようにあらかじめ熱で縮む分を計算し、ミリ単位の位置合わせをして作業をします。

きっちり重なり合った圧着面は気持ち良く、こうした仕様はRootの職人の腕の見せ所。商品を手にされたらじっくりと味わっていただきたい、KONBU®-Nシリーズの魅力の一つです。

コンブナイロンの精密な圧着加工面
ズレのない美しい圧着部分は職人技。

 

KONBU®︎-Nの魅力は長く使ってこそ

・軽量なバッグの素材として申し分のないKONBU®︎-Nの生地。
・シンプルなデザインと、バッグの使い勝手を決める繊細なパーツ類
そして
・これらを組み合わせて作り上げる職人の腕

これらが揃って生まれたのがKONBU®︎-Nシリーズでした。

ナイロン自体は化学繊維ですが、自然素材にはない利点が多くあります。
特徴を生かし、信頼して長く使い続けることができる商品を作ることが、結果的にロスを減らし地球に優しいものづくりになります。

KONBU®-Nで作られたバッグは、信頼できるパートナーのような存在。
どうぞ軽やかに、そして長くお使いください。